レンズ

出典: レンズ用語集

レンズとは、透明な物質の屈折作用等を利用し、光を集光または発散させる作用を持たせた素子のことである。

目次

表面の屈折を利用するレンズ

軸対称レンズ

球面レンズ
レンズの表裏面とも球面または平面で構成されているレンズ。最も普通のレンズである。
非球面レンズ
レンズの少なくとも片面が、放物面や4次曲面などのように球面でない面で構成されているレンズ。CDのピックアップレンズなどを中心に近年実用化されたレンズである。
フレネルレンズ
レンズ表面にのこぎり歯のような複数の斜面を設け、その斜面の屈折作用を利用して光を集光・発散させるレンズ。


軸対称でないレンズ

シリンドリカルレンズ
レンズの少なくとも片面が、シリンドリカル面で構成されているレンズ。シリンドリカル面とは円筒面のことで、一方向には曲率を持つが、それと直交する方向には曲率を持たない面のことである。
トロイダルレンズ
レンズの少なくとも片面が、トロイダル面で構成されているレンズ。トロイダル面とは、樽の表面やドーナツの表面のようにx方向とy方向の曲率が異なる面のことである。図の赤い面がトロイダル面である。
自由曲面レンズ
レンズの少なくとも片面が、対称軸を持たない非球面で構成されているレンズ。



表面の屈折を利用しないレンズ

屈折率分布レンズ
レンズ内部の屈折率を不均一にすることで集光・発散作用をもたせたレンズ。Gradient Index (GRIN)レンズとも呼ばれる。光軸と直交方向に屈折率を変化させた Radial GRIN レンズと、光軸方向に屈折率を変化させたAxial GRIN レンズがある。
回折レンズ
光の回折を利用して光の集光・発散作用を持たせたレンズ。

図は回折レンズの一種であるフレネルゾーンプレート。図の青部は遮光部、赤部が光の透過部である。フレネルレンズが素子表面に形成された斜面による屈折作用を利用しているのに対し、フレネルゾーンプレートは光の透過率を変化させた際に生じる回折を利用する点が異なる。

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